料理長「原一勢」のクイック・クッキング
Fraisier / フレジエ コメント on twitter
Posted : 2009年 5月 7日 23時 19分 木曜日

Fraisier / フレジエ

俺が今までに紹介してきた、製菓の基本レシピの数々、それらを単純に組み合わせるだけで、こんなに素晴らしいケーキができる!!

Fraisier / フレジエ

このお菓子、【Fraisier / フレジエ】は、フランスでは最もポピュラーで、スタンダードなタイプのケーキ。

歴史も古いためか、様々なヴァリエーションがある。

俺が作るのは、ベーシックなジェノワーズ(スポンジ生地)に、ピスタチオの香りをつけた、軽くて口溶けの良いクレーム・ムースリーヌ(バタークリーム)を組み合わせ、苺は「甘味」よりも「酸味」にポイントをおく。
そして苺のピューレから作ったグラッサージュで表面を覆って飾る、という構成。

もう少しわかりやすく、細かく分解すると、、、

  • Pâte a génoise / スポンジ生地
  • Créme pâtissière / カスタード・クリーム
  • Meringue italienne / イタリアン・メレンゲ
  • Pâte à bombe / パータ・ボンブ
  • Glaçage à la fraise ou Confiture de fraises / 苺のグラッサージュ(苺のジャムで代用可)

…と、これらのパーツが組み合わさってできてる。

特に、「これからお菓子やデザート作りに挑戦するぞー!」っていう初心者の方たちに注目して欲しいのが、これらのパーツはすべて、お菓子作りの基本の要素だってこと。

スポンジ生地はもちろん、カスタード・クリームはフランス語で「Crème pâtissière(クレーム・パティシエール)」…つまり『菓子職人(パティシエ)のクリーム』と呼ばれるほど、基本中の基本。
イタリアン・メレンゲやパータ・ボンブは、ムースを作る上で欠かせない要素だし、グラッサージュはケーキを美しく綺麗に仕上げるのに役に立つ。

つまり、このケーキ【Fraisier / フレジエ】の作り方をマスターしちゃえば、その応用であらゆるお菓子が作れちゃうってワケ!

プロのパティシエが作るケーキに、多少なりとも手が届く!

(ちなみに、俺が紹介するレシピの大部分は、これからプロを目指す方や、勉強中の熱意ある方々、若手育成等のために、フランス語も併記しています)

では。
いきましょう!

Ingredients pour 2 Fraisiers :
(分量:直径12~15 cm のフレジエ、2台分)

  • 1 pate a genoise (スポンジ生地:1台)
  • 10 ml de kirsh (キルシュ:10 cc)
  • 40 ml d’eau (水:40 cc)
  • 40 ml de sirop (シロップ:40 cc)⇒ シロップは、同量の水とグラニュー糖を合わせて沸騰させる。
  • 150 g de beurre (バター:150 g)
  • 50 g de pate a bombe (パータ・ボンブ:50 g)
  • 10 g de pate de pistaches (ピスタチオ・ペースト:10 g)⇒手に入らない場合は、入れなくてもOK!
  • 50 g de meringue italienne (イタリアン・メレンゲ:50 g)
  • 250 g de creme patissiere (カスタードクリーム:250 g)
  • 40 environ de fraises (苺:約40個)
  • Q.S. de glacage a la fraise ou de confiture de fraises (苺のグラサージュ、又はイチゴのジャム:適量)

Methode : (作り方)

  1. スポンジ生地を約1 cm の厚さにスライスする。これを4枚用意する。
     直径12~15 cm のセルクル型を二つ用意し、それぞれにスポンジ生地を1枚敷きつめる。
  2. キルシュ、水、シロップを合わせて混ぜる。
     これを先程型に敷きつめたスポンジ生地に刷毛を使って塗る。
  3. ピスタチオ風味のクリーム・ムースリーヌを作る。
     まず、バターを室温に戻し、柔らかくしてホイッパーで混ぜ、ポマード状にする。
     ここにパータ・ボンブとピスタチオ・ペーストを加え、さらに混ぜる。
     続いて、イタリアン・メレンゲ、カスタード・クリームの順番で加え、混ざったら完成。
  4. 型に【ピスタチオ風味のクリーム・ムースリーヌ】を少しだけ絞り入れ、へたを取り除いた苺を綺麗に並べる。
     さらに、苺の隙間を埋めるように【ピスタチオ風味のクリーム・ムースリーヌ】を絞り入れ、表面を平らにならす。このとき、【ピスタチオ風味のクリーム・ムースリーヌ】はすべて使わずに、少しだけ残しておく。
  5. 残しておいたスポンジ生地で型に蓋をするようにかぶせる。
     生地用のシロップを刷毛で塗る。
  6. 余っている【ピスタチオ風味のクリーム・ムースリーヌ】を表面に薄く塗る。
     ここまでできたら、この状態で約10分~15分程、冷凍庫に入れる。これは、表面の【ピスタチオ風味のクリーム・ムースリーヌ】を固まらせるためだ。
  7. 冷凍庫から取り出し、型を外す。
     表面に苺のグラサージュか、又は苺のジャムを塗る。これで完成!
  8. あとは苺を飾ったり、好きなようにデコレーションすればより完璧になる。

お疲れさまでした♪

コメント
  1. 2006年 2月 27日 (金) 6時 19分 愛夜 さんのコメント

    愛夜は・・・
    創るより食べたいかも・・・

    めっちゃ美味しそう!!!

    ケーキって・・・
    いろいろな組み合わせで出来上がっているんだね。
    このケーキが基本なんだ~!

    それとフランス語でFraisierって・・・
    苺って意味ですか???

  2. 2006年 2月 27日 (金) 12時 54分 一勢のコメント

    > 愛夜 さん
    えと、『Fraisier (フレジエ)』は、フランス語で「苺の木」。

    苺は『Fraise (フレーズ)』。
    複数形だと『Fraises (読みは、変わらず「フレーズ」)』です。

  3. 2006年 2月 27日 (金) 23時 57分 愛夜 さんのコメント

    苺の木
    素敵な名前ですね。

    苺の木に相応しい可愛らしいケーキですよね。
    外も内も贅沢に苺がたくさん入っていて・・・

    フレジエ=苺の木

    フレーズ=苺

    覚えておこう・・・

    ((φ(..。)カキカキ  

    また1つフランス語を覚えました。

    また綺麗なフランス語の言葉があったら・・・教えてくださいね♪

  4. 2006年 3月 1日 (金) 0時 40分 一勢のコメント

    OK♪

    ちなみに、
    もっと正確には、
    「Fraisier」は植物としての苺、って意味が強くて、「Fraise」は苺の果実のことですよ。

 
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